山口百恵（Ｃ）共同通信社

「はやく孫の顔がみたいわね」「本当、いつ結婚してくれるのやら」

　三浦百恵さん（６１）は夫・三浦友和（６８）の姉とよくそんな話をしては、ため息をついていたという。それだけに、長男で歌手・三浦祐太朗（３６）の声優・牧野由依（３４）との結婚は、待ちに待った瞬間であったようだ。

　百恵さんウオッチャーのベテラン芸能記者、青山佳裕氏が言う。

「２０１７年のキルトフェスティバル展に、百恵さんが子供部屋のベッドカバーとラグマットを発表されたのを思い出します。ベッドカバーはカラフルな布をパッチワークし、子供なら大喜びし跳びはねるような作品で、まだ見ぬ初孫への思いをもとにつくられたのではないかと話題になりました。百恵さんは昔かたぎというか、古風なところがあって、家庭では一歩ひいて家族を見守り、自分の役目として、次世代へのバトンタッチをきちんとすることと自認されていると思います。今回は胸をなで下ろし、義姉とまたご家族の話で盛り上がっているのではないでしょうか」

　実は百恵さん、本当はもうひとり子供が欲しくて、３人目の子供部屋を用意したりしていたそうだ。

「お義姉さん、私たちに娘がいたら絶対ベタベタでしたよ。でも息子が結婚すれば、いつかは孫を連れてきてくれますから」などと語っていたというから、今はおばあちゃんになる日を思い描いているのかも知れない。


長男・祐太朗が結婚（Ｃ）日刊ゲンダイ

　祐太朗はそんな母・百恵さんについて、かつてテレビでこう語っている。

「ああしろ、こうしろとか、一切言われたことはありません。いまひとり暮らしをしているのですが、実家に帰ると、いつも張り切って料理をつくってくれます。ひじきの煮物とか、家庭料理なんですけど、それがうまいんです」

　百恵さんの生活信条は「収入１０万円なら１０万円の生活、１０００円なら１０００円の生活をするだけ」。友和が浮き沈みの激しい芸能界に不安をもらしたとき、そう言って励ましたというから、肝っ玉が据わっている。昨今は主婦業と、２世帯住宅で暮らす９０歳を越える義父母の介護を一手に担い、コロナ禍でも毎日服用しなければならない薬とか、食事の塩分制限とか、身の回りのことを介護していたようだ。

「百恵さんは実のお母さんを３０歳のときに亡くし、親孝行を満足にできなかった無念さもあって家族への思いがとても強い。日本武道館のステージに白いマイクを置いたファイナルコンサートからはや４０年、『幸せになります』とステージで誓った通り、妻として、母として、家族を第一に生きてきた印象です」（青山氏）

　かくして、山口百恵がおばあちゃんになって、その手に孫を抱く日も近そうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd2bda2285f5e85918c1c4c34bbff3f00b528d68
6/18(木) 9:26配信
日刊ゲンダイDIGITAL


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